Casse-Noisette

息子のコンクールも終わって、気づけば年の瀬。となるとリビングのBGMはバッハでもショパンでもプロコフィエフでもなくチャイコのくるみ割り人形がしっくりくる。なんならずっと家にこもってヌレエフ版のDVDを観ていられたら最高。

先日観た吉田都さんの引退公演ドキュメンタリー、いつのまにか50代になられてていてだいぶショックだ。18年前ロンドンで観たシュガープラム、最高に輝いていらしたな。

引退公演の他のダンサー、米沢唯さんくらいしか馴染みがない。久しぶりのバレエ界、隔世の感がある。

ドキュメンタリーに一瞬&後ろ姿しか映らないのにその存在感が気になって仕方なかったバレエマスターの山本さん、ローザンヌの解説もされているのね。来年は動画配信じゃなくって、NHKの方を観るわ。男性パートナーのイレク・ムハメドフ氏をめぐっての都さんとのお二人のシビアな判断がまたプロフェッショナルで素敵なんです。

インタビュー読むと独自の美学というより歴史に裏打ちされたバレエの伝統をベースに緻密な計算で舞台を構成される方のよう。イギリスで長らく研鑽を積んでいらした方が日本でも相応のポジションを得て活躍されていて、日本のバレエ界も捨てたもんじゃないんだなーみんな本気なんだなーと感心してしまった。

話は戻って都さんの公演、本編はすっかり見逃してしまいましたのでNHKさん年末、お正月に4K以外で再放送してくだい (涙)