戴冠式
今日は戴冠式!夫に話しかけるとすかさず娘がたいかんしきってなぁに?と。
年中のときにアナ雪リピート再生しててたのに戴冠式の意味を教えてなかったわ。
戴冠式、あなた知らないの??と神田沙也加さんを思い出してアナ気分で唄っちゃう。
夫、おじいちゃんが王冠かぶってドヤ顔してもね。と。うん、ときめかないね。
中継始まったのがちょうど松山から羽田に帰る便を待ってるとき。しかも悪天候で機材の到着が遅れていつまで待たされるやら疲れもピーク。BBCの中継視聴を試みるも激混みの空港でWi-Fiもパンク。
ようやく昨日日テレのYouTubeで追っかけ視聴できた。この前近代的な宗教儀式に世界の少なくとも50万人が同時視聴しているとはイギリスソフトパワー偉大なり。
王朝絵巻にどっぷりはまりながらも旧植民地諸国から吸い上げた富に安住することに多少居心地の悪さを隠しきれないような新国王。先祖の遺言を守りつつ、国民感情を逆撫でしない道を探り続けるウィンザー家の皆さんの心のうちを想像する。ウィリアム王子、お祖母様の葬儀のときから笑顔がなく、というかプラチナジュビリーから?? 始終胃が痛そうな表情で重圧は相当かと。
君塚先生の解説が細かく、また多角的な視点で説明してくれたので楽しかった。NHKの解説でも同じトーンでお願いします!杉上アナウンサーもよく勉強されていてさすがでした。
連休中、たくさん動いて入院中落ちた筋肉も戻りつつある長男。
思い出したかのように、いつから野球復帰できるんだっけ?と。
おぉ、、野球復帰するつもりなんかい!
退院してからお友達と放課後遊ぶの控えてて、あれ、塾に全力投球するのかしら?いやいやなんかの願掛け?と疑ってたけど野球するためだったのかー!!
小4当時、私が思いつきで小5で野球続けるなら放課後遊べないよ言ってたの。覚えてたのね。
トヨエツとGreta Gerwigと
コロナ禍後半は映像三昧。
愛していると言ってくれ、再放送の記事がネットで賑やかなのでアマプラで視聴→トヨエツの神がかった演技と意外なほどの丁寧な脚本と演出に引き込まれる。
25年前、阪神大震災の年。私14歳。当時の記憶ないけれど(受験勉強真面目にしてたらしい)、今みても大ヒットしたのが良く分かる。
ストーリーも聴覚障害をテーマにおいてなかったのね。12話通して少女から女性の成長物語になってる。北川さんのツイッターも並行してみてくと当時の生みの苦しみを隠さず語られていて面白い。幼き頃に分かれた母との再会エピソードに勇気もらいました。
当時33歳で脚本書かれてたのがびっくりで。その前からも何本も書いていらして。
才能ある人がテレビ業界に集まってきた時代だね。今はやっぱりGAFA行っちゃうのかな。脚本家の卵さんたち、頑張って書いて!原作が漫画ばかりじゃつまんないよ。
豊川さんがコテコテ?の舞台育ちだったことも知らなかった。手話もろう者劇団の方からヒントをたくさんもらったとか。
慌てて過去の作品いくつか見たけれど、当然ながら榊晃次の面影はびっくりするくらいどの作品にもない。青い鳥にもない。けれど太宰治はセリフ回しも佇まいもモノローグもほんとに良くってご本人の魅力が最大限生かされていた。退廃的、刹那的な生き方に共感があったのかな。そして何よりも妻美知子の寺島しのぶさんの存在が光る。
夫の才能に惹かれ、理解を向けながらも次第に母として、妻として絶望していく様が細やかで。それでも太宰が最期に「唯一愛していた」と書き残した?ように夫婦、男女の絆を強く感じた。で、この二人の役者同士の信頼関係でもって、愛るけの出演につながるのね。なっとく。愛るけの映画、なんであんなにキャストが豪華なんだろ、って不思議だったから。
ちょうど就職活動中で実家で日経取ってたので原作しっかり読んでましたが(笑)あの欲情まみれの男女の描写に「にっけいしんぶん新聞」さんという当時のブロガーさんが毎日丁寧にツッコミ記事を載せてくれてて、一緒に読むのが楽しみだった。懐かしい。
そして今日見てきたグレタ ガーウィグの若草物語。
ウィノナ・ライダーも好きだったけれど、シアーシャ・ローナン(Saoirseって読めないわ)の演技もほんと好き。なんだろこの画面に出てくるたびに感じる清涼感。
また後半に出てくるボストン近郊?の秋の風景が圧倒的に美しい。コロナにBLMに民衆のやりきれなさが表面化する今のアメリカとは悲しいくらい遠い世界。ファンタジー。 でもこんな若い監督が撮りたいテーマで映画撮って、世界中で上映できてしまう土壌のあるアメリカ、希望は捨ててませんから。
レディー・バードも見たいな。ろそろインプットだけでなくアウトプットしなきゃ。
ニューイヤーコンサート 2020
夫子供が公園に行ってくれて、つかのまのホッとする時間。
NHKが今年のウィーンフィルニューイヤーコンサートを再放送中。
ゲストの草笛さんが「ネルソンスが指揮棒振った瞬間に舞台に響く一音目に胸が高鳴った」と。長年舞台で活躍されている方がおっしゃると一層言葉の意味が深い。
毎年思うけれど、ウィーン国立バレエ団、どうして大理石の上でポワントであんなに優雅に踊ってくれるんだろう。だいぶ滑るのでは&怪我が心配。
世界の名門カンパニーの演目をYou Tubeで楽しむ週末もいいけれど、やっぱり早くライブで楽しめることを願う。まずは映画だ!
Casse-Noisette
息子のコンクールも終わって、気づけば年の瀬。となるとリビングのBGMはバッハでもショパンでもプロコフィエフでもなくチャイコのくるみ割り人形がしっくりくる。なんならずっと家にこもってヌレエフ版のDVDを観ていられたら最高。
先日観た吉田都さんの引退公演ドキュメンタリー、いつのまにか50代になられてていてだいぶショックだ。18年前ロンドンで観たシュガープラム、最高に輝いていらしたな。
引退公演の他のダンサー、米沢唯さんくらいしか馴染みがない。久しぶりのバレエ界、隔世の感がある。
ドキュメンタリーに一瞬&後ろ姿しか映らないのにその存在感が気になって仕方なかったバレエマスターの山本さん、ローザンヌの解説もされているのね。来年は動画配信じゃなくって、NHKの方を観るわ。男性パートナーのイレク・ムハメドフ氏をめぐっての都さんとのお二人のシビアな判断がまたプロフェッショナルで素敵なんです。
インタビュー読むと独自の美学というより歴史に裏打ちされたバレエの伝統をベースに緻密な計算で舞台を構成される方のよう。イギリスで長らく研鑽を積んでいらした方が日本でも相応のポジションを得て活躍されていて、日本のバレエ界も捨てたもんじゃないんだなーみんな本気なんだなーと感心してしまった。
話は戻って都さんの公演、本編はすっかり見逃してしまいましたのでNHKさん年末、お正月に4K以外で再放送してくだい (涙)